今年も事務局から招待をいただいたので、謹んで参加させていただいた。
ここ数年、自転車レースで勝つための練習はしていない。気持ちが切れたから、身体に悪いから・・・理由(言い訳)は山とある。しかし自転車に乗らなくなると、太ることは明らかなので「健康維持」や「メタボ予防」のために最低限のレベルである自転車通勤は維持している。
と前置きしておきながら・・・
パァなので、レースになるとロクに練習もしていないのに「勝ちたい」と思ったりする。
つがいけは一般クラスに参加しているので、何回も勝たせてもらっている。昨年からは負けることを覚悟して大会に挑んでいる。この大会に負けることは、つまり廃業を意味する。
といって練習するかといえば、相変わらずの自転車通勤だけ。さすがに不安があったので、大会一週間前、数年ぶりに白石峠を上った。タイムは23分中盤。好調時と比較すれば2分ぐらい遅いかもしれないが、今の練習量からすれば上出来。気持ちを良くして大会を迎えられた。
とはいえ、自分の調子が良くても、自分より強い選手が参加していれば負けることになるのだが・・・
前日に現地へと移動。いつもは9時頃出掛けるのだが、高速料金節約のため、東松山ICまで下道を使い、通勤割引&ETCカード2枚を活用し、東松山IC~更埴ICを走行し¥2,250也(通常¥3,900!所沢~更埴:¥4,600!!)。ガソリン高いから、多少時間を犠牲にしてでも節約。
予定よりも2時間早く現地入り。前日は走るべきか休養すべきか迷うところだが、パァは後先考えずにゴール地点の頂上を目指して走る。全盛時の力は無いものの良い感触で踏めている。下見を兼ねて軽く流すつもりだったが、途中からハイになってきてついつい・・・明日は大丈夫なのだろうか?
大会当日は雨予報だったようだが運良く晴れ。レースはワンピースと決めているが、長年使用したため、生地が薄くなり地肌が透けてみえるところがある。いい歳した社会人がこんなの着ていると惨めなので、今回は普通のジャージで挑む。暑くなると予想してノースリーブを選択。
本日の作戦としては、前半抑えて後半
全力!タレないように走り、過去ワーストの昨年以上のタイムを狙う。本気でタイムを狙うなら、前半からいかないとダメなコースなのだが、今の自分では最後まで保たないことはわかっている。また、昨日走った感じでも、それが今の自分にとって最善の策であることがわかっていた。パァでも学習能力はある。
競技開始。いつもはいきなりハイペースに持ち込むが、今回は抑えて走るので、予想通り数名後ろに付かれる。リフト乗場付近で独走に持ち込めた。あとは忍耐力。とにかく上体をリラックスさせ、綺麗なペダリングを心がけるように走った。
残り5kmで2分後スタートのクラストップの外人に交わされた。今の状態からすれば、後ろのクラスに抜かれることは予想できていたが、まさかこんな早くに追いつかれるとは思わなかった。
自転車とくにヒルクライムに限って言えば、負けず嫌いなところがあるので、久しぶりに口惜しいと思った。くだらない戯言はやめて練習しようという気持ちになった・・・この時は。
前日走った感じと同様に、残り5kmからがきつい。練習量・質の問題であることは明らか。速く走れていたときがあるので、その時と比べると後半のタレ具合を実感する。遅い、遅過ぎる。
まぁ、なんとか同じクラスの人に追いつかれることもなく、無事に優勝することができた。タイムは55分後半。極々平凡なタイムだが、去年よりもタイムが良くなったのは喜ばしいことではある。
レースなので勝ち負けは重要な要素だが、自分が納得できる走りがしたい。最近、自転車練習が以前ほど苦痛ではなくなってきたので、来年は自分のイメージ通りに高原を駆け抜けられるように練習をしようかと思っている。